あんステへの思い出と不安
あんステについて、気持ちを整理するために書きました。
とても個人的でワガママな感想です。
あんさんぶるスターズ!オンステージが本当に好きでした。
私はアプリのあんさんぶるスターズ!のファンです。事前登録勢ではないにしろそこそこ長く遊ばせてもらってます。
2年前、「あんステ」の公演が決定した時、正直不安が大きかったです。2.5次元ものの舞台にあまり触れたことが無く、2次元のキャラクターを3次元の俳優さん達が演じることに不安がないとは言い切れませんでました。
衣装を着た写真が出た時も、「なんか違うかも……」という感情は少なからずありました。それでも、推しが動いている姿が見たくてチケットを申し込みました。
結果、チケットは全敗し地元の映画館でライブビューイングで初演を観ました。
初演のあの感動は今でも忘れません。
画面いっぱいに移る推し!
私が好きなあんスタのキャラクターが動く!話す!全てに胸が高鳴りました。
文字やイラストとは違う「存在する」という魅力!!
そして、一番感動したのは「ライブシーン」!!!!!
あんさんぶるスターズ!はアイドルものですが、アイドルを目指す少年達の苦悩や努力などが描かれていることが多いです。ライブに挑むまでの努力や心意気などはじっくりと描かれていても、ライブシーンの具体的な描写は少ないです。(私はあんスタの青春群像劇のような形がとても好きです。)なので、ライブシーンはイラストなどから、「こんなものかな。」「このキャラはあんなパフォーマンスをするかも……」など妄想するしかなかったです。
その、ライブをあんステで見ることができたのは、本当に感動しました。
歌や踊り、パフォーマンスで魅了する、「アイドルらしさ」の体験はとても心が踊りました。
そして、その姿をペンライトやうちわを持って応援できる喜び!!
2次元の彼らが3次元に来たような、私が2次元に迷い込んだような、そんな不思議な感覚でした。
ライブビューイング後に、友達と興奮しながら感想を語り合ったことを今でも覚えています。
買った円盤も繰り返し見ました。
そんな素敵なあんステも2弾3弾と回数を重ねていき、ますます素敵なものになっていったと感じます。
先程ライブについて書きましたが、もちろん役者さんの演技は素晴らしく、心に響きました。
あんスタのキャラクターは癖が強く、一つのストーリーからでは本心が見えないことが多いです。複数の視点、複数のイベントからキャラクター像がわかります。
舞台ではもちろん一つのお話しか演じないので、一つの側面しか見えないはずです。しかし、俳優さん達の演技でキャラクターの深さがわかるようでした。
特に私が感動したのは、英智を演じた前山さんと瀬名を演じた高崎さんです。この2人のキャラクターはメインストーリーでは主人公達の前に立ちはだかる悪役のような立ち位置です。ただの薄っぺらい悪者ではなく、彼らには彼らなりにその行動をとる理由があることが演技から読み取れました。丁寧に演じて下さることに感激しました。
役者さんがどんどん増え、ユニットが揃っていき、4弾で初期ユニットが全て揃った時は、「ここまで大きくなったんだな!」と感動したことをよく覚えています。
原作の人気ももちろんありますが、2.5次元の舞台が乱立する中で、回数を重ねられる魅力があんステには確かにあったと思います。
そこには役者さん達、スタッフさん達、またファンの努力や愛が確かに存在したと思います。
某舞台のように長く広く公演され、愛されるものになってほしいなと思っていました。
ただ、卒業という話題があり、今、その気持ちが揺らいでいます。
役者さんの都合などで、あんステも数度役者が変わることもありました。舞台では役者が変わることはよくあることだと知っていました。それでも、実際に大人数が卒業されることが決定すると悲しかったです。
どのユニットが変わっても同じことを思っていたと思いますが、fineと紅月が変わってしまったことはショックです。
初演から通して紅月。その安定したパフォーマンスを見ると、あんステを見に来たんだな!っという気持ちになりました。
王者の品格のあるfine。特に歌声が素晴らしく、CD化してほしい!と熱く思いました。
この2ユニットの安定したパフォーマンスと演技はあんスタのお話の深さや重さを表現するのには欠かせないと感じました。
卒業されることは本当に悲しく、寂しいものがあります。
それでも、「決まったものはしょうがない。フェスの卒業公演を見て、気持ちの整理をつけよう。」と思い気持ちに区切りをつけました。
フェスは(ゴタゴタがなどもありましたが)ライブだけという試みも面白く、卒業するユニットに時間を割いてくれてよかったな〜という気持ちでした。
自分の中で区切りがついたと思ってました。
今日、櫻井さんが追加で卒業すると知り、気持ちが揺らぎます。
なぜ、フェスの時に一緒にお別れさせてくれなかったのかわかりません。
役者さんの都合がつかないなら、無理に公演しないでほしいです。
私が好きなのは、あの役者が演じ、作り上げた舞台だからです。誰が演じてもいいわけではないです。
次の新しい役者さんも、精一杯演じてくれると信じてますし、次の役者さんが悪いわけではないのはわかってます。
それでも、ブログや上映会の話から、前の役者さんへの仕打ちがあまりにひどいような気がします。
長く続いてほしいとは思いますが、役者やファンを蔑ろにした舞台が見たいわけではありません。もっと丁寧に作ってほしいです。
次を見ていないので、なんとも言えませんが自分の好きなものが落ちぶれていくようで悲しいです。
私は次の舞台も見ると思いますし、見た後では気持ちが変わっているかもしれません
でも、今は不安でいっぱいです。
あんステに出会えたことで、新しい楽しみを知りました。出会えたことは本当に嬉しく思っています。
次の舞台が成功するように、あんステがよい作品として残っていけるように祈っています。